爪の存在意義を知った上でのフォロー

ネイリストの仕事は、ただ「かわいいネイルをする」ということが仕事なわけではありません。
これは、サロン内の清掃や新人教育などのことではなくて、「爪に何らかの施術を施すことで、お客様を幸せな気持ちにして差し上げる」ことが、ネイリストの仕事だということです。

例えば、ネイルをするんにあたり、皮膚と爪がくっついているところから爪がかけてしまったとき、そのままではジェルネイルを施すことができません。
けれどお客様は、翌日に結婚式を控えていて、どうしてもきれいにネイルを施したいとお考えになっている。そんなときに、ネイルの欠けている部分を修復し、必要なところに爪の代わりになる補強をして、その上からジェルネイルを施す。
こういう仕事がすごく重要です。

また、ネイルをしたいけれど爪がとても小さくてそのままでは施術ができない、というときにも、爪の補強テクニックを駆使して、ジェルネイルを施せるだけの土台をつくり、その上からジェルネイルを乗せる。
そして、お客様の「爪が小さいというコンプレックス」が解消されたら、本当に素晴らしいことです。
ネイリストは、エステティシャンのように顧客を美しくして、顧客のコンプレックスを排除してあげることも、大切な仕事のひとつなのですね。

女性は、誰しもが美しくなりたいと思っているはずです。そして、それと並行して自分の体のどこかにコンプレックスを持っている方がほとんどなのではないでしょうか。
どんなに美しい方でも、「もっとここがこうだったらいいのに」という点があるでしょうし、それが爪であるということも、きっとたくさんあると思います。

そして、そのコンプレクックスがなくなったときに、女性はすごく自分に自信がもてて、心身ともにとても開放されて気分になります。
そんなお手伝いができるネイリストという仕事は、とても素敵なお仕事ですよね。
「ネイルを施す」という仕事の中には、このようなお仕事もあるということを、ぜひネイリストを目指す方には覚えておいていただきたいです。
もしかすると、爪にコンプレックスを持っていた方が、ネイリストを目指しているというケースもあるかもしれませんね。

爪の修復や補強の技術は、細かい作業がたくさんあるのでネイルの施術の中でも難しい分野に入ると思います。
けれど、回を重ねて練習することで、すぐに上達できる技術でもあります。
ぜひ積極的に練習して、爪にコンプレックスを持っている多くの女性の心を開放してあげることのできる、素晴らしネイリストを目指してください。